HDDから発掘【追記:09/17】
ふとした思いつき。せっかく、傲慢の塔が実装されるので。

続けるかどうかは未定です。ストーリーの原著者と、日本語に訳したお二人に、心からの敬意を込めて。

【9月15日追記】

添付は、2003年当時の開発スケジュールマップに、2008年当時のC5までの実装済マップを重ねたもの。武器や防具の名前にもなっている、砂漠のアペラ地域や東方のベリオン地域、シーレンが逃げ延びた死の森が、2003年の当時から着実に予定されていました。

Lineage2の初期開発メンバーであり、紆余曲折あってNCSoftを退社するに至った
Park Yong-Hyun氏の率いるチームが、ずっとLineage2の開発を続けていたとしたら・・・どれほど優れた歴史に残るMMOが実現していただろうかと思いを馳せ、変えられない過去を嘆きます。

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リネージュIIのサーバー名はそれぞれがリネージュIIにまつわる物語の登場人物の名前から名づけられています。



 



【バーツ】

オーレンの地方貴族ラムスハート家出身のパラディンで、自らの正義のためには命も捧げることができる熱情を持った青年。皆が悪意に立ち向かって戦えばもっとよい世の中を作ることができると心より信じており、幼少期にアインハザード教壇所属の聖堂騎士団に入団するが戦場で上官の退却命令に背いたという理由で破門の危機にあう。しかし彼の向こう見ずな姿に注目した樞機卿セレシンは罰を与える代りに護衛任務を彼に命じる。樞機卿とともに議会召集のために王国巡礼に出るようになったバーツは、多くの村を訪問しながら教壇の神官たちが皆不吉な未来を予感していることを知ることになり、罰だと思った自分の護衛任務が思ったよりもっと大きい意味を持つという事実を悟るようになる。



 



【シグハルト】



静かにしかし堪えなく復讐心を燃やしているダークアベンジャー。元々はルウンの貴族出身で生まれつきの能力と品性で若くしてルウン黄金騎士団の団長になったが、政略の陰謀により騎士団は解体され家族は皆殺しにされてしまう。部下たちの犠牲で身を守ることができたがその恥ずかしい悪夢は今までも彼に襲いかかる。以後、傭兵団に加入し自らの生い立ちは隠しているが、騎士団長時代に身につけたリーダーシップは自然に彼を傭兵団大将にした。ギランで影のオリムという者と会い、遂に自分の復讐を果す力を手に入れるようになるが



 



【カイン】



陰謀と計略が止まないエルモアの貴族生活に背を向け、ひたすら剣を修練するために放浪の旅に出たグラディエーター。幼い時から剣術を学び、自分の腕には自信があったが、シュチュッツガルトで出くわした見知らぬ剣客に敗れた後強さに対してもう一度考えるようになる。自分に敗北を教えてくれた見知らぬ剣客に再会し必ず勝利するという一念で日夜剣術訓練にいそしんでいる。現在はグラディエーターのクエストの一つ大陸制覇を果たすためにアデン王国を旅行しているところだ。



 



【リオナ】



運命に導かれて苦しい君主の道を向かって歩いて行く少女ウォーロード。本来彼女はインナドリルの商人家出身で、幼い時に君主の運命を暗示する夢を見て、その夢を口にした事でより反逆罪で処罰されることになった。しかし彼女の運命を感じたインナドリルの領主リオネルハンターは彼女を罷免し自分の養女とする。その後彼の勧めでゴダードに行った彼女は竜バラカスの手下に会って竜たちの言い伝えを聞くようになる。その後彼女は近付く混沌の時代を備えて仲間を集めるための旅行を続けることになるが



 



【エリカ】



ルウンの小貴族出身としてトレジャーハンターの仕事をする奇妙なお嬢さん。彼女がこの道を歩くようになったのは親が中央の権力争いに巻き込まれて毒殺され姉妹が他の貴族の側室に入って行ったのがきっかけだった。エリカは4年間男装をして裏通りで生活をし、シーフとして活躍。追跡者を避けて狩人の村を通り国境近くの盗賊団に加担。ジグハルトの正体を知っているが現在は何も言わず部下として行動を共にしている。



 



【ゴースティン】



アデン王国アデン領地狩人の村出身の憂鬱なホークアイ。5歳のとき、アデン城村の裏通りで飢えて病に倒れ死にかけた彼はフランツに救われ、すべてのものを与えてもらった。現在彼はフランツの手足になって動く暗殺者だが、生きる目的も、生きることに対する執着もほとんどない。ただ、フランツの命令に従って動けば自分の魂がこの虚無から救われると信じている。フランツの命令に従ってテオンとともにプリキオスを追跡するシーケンを見張って一緒に行動する。



 



【ドビアンヌ】



象牙の塔で正規の教育課程で学んだソーサラー。すべての事において原理原則にこだわり、合理的に解決することができない事はないと思っているのだが、極めて常識的なことをできない場合がある。数年前、ギランで偶然出会った吟遊詩人ルカルと、魔法と哲学に関する論争をするようになったが、ルカルの鋭い論理と質問に対抗することができず、結局敗れてしまう。ドビアンヌは自分が象牙の塔で受けた学習の限界を悟り、どんな本にも出ていない世間を学ぶために旅を始める。しかしまだ、自分の判断と直観よりは本に書かれた知識に頼る習慣を直すことができず、最近ではクロノスという年寄りに伝え聞いた知識の経典を捜し出すために血眼になっている。



 



【ヒンデミット】



ハーディンが私塾を設立する前に育てたネクロマンサー。師匠が過去にアインホバントという名前で多くの政治的陰謀と関わっていた事実を知るとすぐ、彼に別れを宣言した。ハーディンは彼に何も話さなかった。彼はハーディンがどんな目的を持って行動するのか何も確信できないまま彼を阻もうとする。彼は師匠に勝って彼に認めてもらおうとする。コアの暴走で危機に瀕したタジーフを助けた縁で二人は友となった。



 



【テオン】



異界の魔物たちと危険な取引を繰り返すウォーロック。彼のことは、『ある日南の海からやってきた』ということ以外は何も知られていない。並外れた膨大な知識を持ち、『大市場の賢者』と称えられたテオンは、アインハザード神殿のフランツに出会い、彼に勧められてシリエンナイト・シーケンを手伝ってプリキオスを追跡することになる。フランツがテオンの中に潜む闇を見抜いたように、テオンもやはりフランツの裏の顔に少しながら気づいている。フランツはいつかテオンがカイーシャの黙示録を横取りするだろうと予想しているが、このあなどれないメイジにはそれ以上の目論見があるようだ。



大市場・・・ギランの村の商店街の通称



 



【フランツ】



ギランのアインハザード神殿に所属するビショップ。元は商家の生まれだが、6歳のときに「輝ける存在の啓示」を受け聖職に就き、敬虔な信仰心と情熱を認められて若くしてビショップのポストを与えられた。また、戦場では倒れた騎士たちを蘇らせるという奇跡を何度も起こしたことがある。現在、殉教者的な犠牲を強要する宗教団体である「輝く夜明け」を率いている。常に微笑を絶やさない彼の表情の裏には、数多くの秘密が隠されているであろうと、人々は囁いている。



 



【ルナ】



アインハザード教団で教育を受けたが、教団の生ぬるい態度に失望し、プロフィットの道を歩み始めた女性。彼女の運命を切り開いたのは「荒野の預言者」スーラだったが、スーラの意とは異なり、彼女は「光の魔法は悪を殲滅するために神が許した魔法」だと信じている。改革的なスタンスが災いして教団から破門された彼女は、その後王国中を旅して自分の信ずるものを民に言い伝え、教団の集会禁止令が下されているにもかかわらず、大勢の人々が彼女の話を聞くために集会場に集まったという。ルナ自身は気づいていないようだが、彼女の秀でた雄弁術とカリスマに魅せられたたくさんの人々が彼女の味方となっている。



 



【キャスティエン】



一族とエヴァを守る星のもとに生まれた高貴なテンプルナイト。強くもしなやかな肉体と精神を兼ね備えているが、多少生真面目な面があり、ドワーフとヒューマンを嫌う。そのため、ヒューマンを愛するエルフィーナを軽蔑している。生涯をエヴァに捧げると誓ったが、死んだ友人の妻であるアイリーンに恋心を抱いており、そんな自分を呪い、敢えて危険な任務に身を投じている。最後の任務で彼は世界樹が枯れる原因を調査するために胞子の海に向かったが、その後消息を絶った。


【9月17日追記】




【アイリーン】(Airin) KR13サーバー


エヴァと一族のために歌う歌姫だったが戦争で愛する夫を失った後、歌うことができなくなった月の声のソードシンガー。数十年の時間が流れると彼女も仲間たちと話して笑うことができるようになったが、心の陰は洗い流すことができなかった。彼女を最も苦しめたことはカスティエンと彼女の間に流れる微妙な感情だった。心を押えつけていた彼女だったがカスティエンの失踪の情報を聞いて彼を求めて胞子の海に去る。




【スターリス】(Staris) KR14サーバー


冒険と浪漫を捜して諸所を放浪するプレインウォーカー。幼い時から流れる星明かりの魂を生れついたという話を聞くほどに放浪癖のひどいスターリスは1ケ所に定着して平和な生を楽しむ同族たちとは違い新しい地、未知の領域を探して出るのが好きなエルフだった。エルフの森を保護する結界が立てられていた時代にも彼は外世界への往来を許諾受け、人間世の中で長老アステリオスの目と耳役目を遂行した。現在も非公式的に長老の代理人である。この間エルフ一族の4代宝物の一つであるタルリンの槍をメル・リザードマンに奪取された時、略奪者を追い掛け槍の行方を明かしたのも彼だった。





【セリエル】(Ceriel) KR15サーバー


早くから故郷を発ち猟師の村を拠点に活躍していたシルバー・レンジャー。50年間磨いて来た弓術は大陸でも五つ指中に入り、狩人組合長ボナードやサジタリウス・ハミルも彼女の前では子供取り扱いを受ける。20年前彼らがカデシーの復活を沮止するのに彼女の助けを受けたことは言うまでもない。シーレンの追従者の名残を追った彼女がカデシーの復活を警戒する手紙を二人に送ったことは最近だった。





【フェイシャル】(Feyshal) KR16サーバー


世の中で一番複雑な女関係を持ったスペルシンガー。運命的な愛を感じたダークエルフの女性のために、輝く宝石を捜して谷に立ち入った彼はそこでブラッディクイーンに会う。ブラッディクイーンは、彼に宝石を与える代わりに永遠に自分と一緒にすることを請ずるが、彼女が本気なのが分かるとフェイシャルは怖気ついて宝石も打ち捨てて逃げる。恋人を失った後、吟遊詩人として各地を流れた彼は、リオナや彼女を取り巻く女性を付きまとうようになる。しかし意外にも彼女たちは君主の資格を試すために、ブラッディクイーンを退治に行く途中だった。





【エルフィナ】(Elphina) KR17サーバー


精霊たちのささやくに常に耳を傾けるエレメンタル・サマナー。約100年前エルフの森で当時13歳だったインナドリルの領主ゼイン・ハンターを助けた縁で、大人になった彼と愛し合う。その後彼女は100年間眠りにつく。エルフの血が混じったハンターにも100年はとても長い時間だった。彼女が昔の愛の影を捜して湖の国を訪れた時、彼女を待っていのはゼインの孫であるリオネルだった。大きな悲しみと共に彼女は引き止めるリオネルを振り離して去る。現在彼女は枯れてゆく世界樹を生かす方法を捜すためにアイリーンと同行して胞子の海に向かっている。





【エリキア】(Elicier) KR18サーバー


元々はエルフ森の守護者センティネル達を導くテンプル・ナイトだったが、ある日世界樹の呼び掛けを受けて自分の剣を弟アルベリウスに譲った後、結界士の道を歩き始めたエルダー。一族と森に対する愛が深いがゆえ、人間とオークたちに対する不信が強く、またダークエルフは徹底的に憎悪する。世界樹が枯れ始めたことは大きな災いの予兆であると固く信じ、アインハザード教団から依頼を受け、光の聖女伝説に対して綿密に調査中だ。グルーディオ地方で聖女だと推定される少女が現われたという情報を聞いてその真義を把握するためにその地へ旅立った。





【シーケン】(Shiken Gloomdrake) KR19サーバー


冷静で一寸の隙もないダークエルフ最強のシリエンナイト。どんな状況でも冷静で合理的で、時には無慈悲だが一族に対する忠誠心と弱者に対する思いやりだけは確かな人物。ギランでナイトホーク卿と一緒に、グリフォン騎士団の一員として活躍した。長老シフィエルの命を受けてスペルハウラー・フリーキオスと一緒に最近発掘されたカイシャの黙示録をダークエルフ村まで運ぶ任務を遂行する。しかしフリーキオスが黙示録の一部分を持って逃走した為、その後を追跡する。





【スクライド】(Scryde) KR20サーバー


主君の栄光のためにすべてのものを捧げた冷酷なブレードダンサー。10年前ダークエルフ長老たちの教条主義に嫌気を感じていた中、霧の山脈でケン・ラウヘルに会って彼に魅かれたスクライドは、今ではパベルの領主になった彼に忠誠を誓い騎士になる。主君の命令に従ってアリアを追跡中、部下たちを皆失いエスエンと二人だけのまま追跡を続ける。二人は結局アリアを追い着くのに成功するが、予想する事が出来ない事態に巻き込まれ生き残るために彼女と協力しなければならないようになるが...




【フリーキオス】(Frikios) KR21サーバー


ダークエルフの長老シフィエルに直接魔法を伝授されたスペルハウラー。長老の苛酷な訓練の影響か常に感情を押えつけたまま生活し鬱積した感情を魔法で解消させるように見える。本心のわからないポーカーフェイスの持ち主で、実際に多くの秘密をその中に抱いている人物だ。シリエンナイト・シーケンと一緒にカイシャの黙示録を運ぶ任務を引き受けたが、何か理由があるのか黙示録の一部を奪取した後足跡を消す。





【オフィーリア】(Ophelia) KR22サーバー


エルフとダークエルフが分裂される以前の遺跡を尋ねて各地を旅するファントムサマナー。種族間の反目なんかには気を使わない性格だから他の種族たちともよく打ち解ける方だ。比較的よく見かける外貌にもかかわらず数えきれないほど多いボーイフレンドたちがいる。しかし感情を共有する真の友は誰もいない。プレーンウォーカー・スターリスとは愛憎が行き違うライバル関係。冗談のように100年前愛した恋人を求めて世の中を迷っていると言うものの、実はその冗談が事実だ。そして彼女の恋人は。。。





【シャークドーン】(Shakdun) KR23サーバー


ヘストゥイオーク族出身のエリートデストロイヤー。ティマックオークたちとの戦争で上部の無理な命令を破って後退を決定、途中予想する事が出来ない待ち伏せにかかって悽惨な敗北に喫して卑怯者の不名誉を抱いたまま追放される。君主カカイの命令で自決さえ禁止されたまま、自分を殺してくれる相手を求めて大陸を放浪。ようやく死ぬ機会をつかんだ時、彼に仲間として手を差し伸べたのは、まさに敵として戦った傭兵隊を率いるジグハルトだった。彼はオーク族内部に背信者がいたという衝撃的な言葉を伝える。





【タジーフ】(Tarziph) KR24サーバー


攻城兵器に通じるウォースミス。引退後平安な生活をしていたが不治の病気にかかった孫娘を活かす方法を捜すためにまた冒険に出る。孫娘はドワーフの技術で14年間冷凍保存されている。黒の鉄敷の依頼でヒンデミットとコンビを成してクルマ塔の発掘を助けていたが、原因不明の事故でコアが復活すると、その件から手を引き帰還する。現在はクルマ塔で見付けた資料を利用した新型ゴーレムの開発研究に取り組んでいる。





【アリア】(Aria)アリア・ファーストマター KR25サーバー


封印されたダークエルフ族長ミトラエルの恋人だったアビスウォーカー。霧の山脈のオークたちが急にダークエルフの森で大規模移住を始めた原因がシスラシスという魔物のためという事実を明かしたことも彼女だ。かつての恋人であり、一族の生存と直結された内緒を納めているミトラエルの封印を解くため、彼女はある黒魔術士の偽りの情報を信じて古代帝国の魔法的遺産を捜し出そうと傲慢の塔に旅に出る。しかし眠っていたバイウムの封印を解いてしまったまま自分の目的は成すことができない。命からがら引き上げた彼女は霧の山脈越しのに帰ることもできなかったままパベルから派遣された追跡隊に追い回される羽目になる。





【エスエン】(Esenn) KR26サーバー


ルウン出身の流れ者ファントム・レンジャーでダークエルフよりはオークの友達が多いようだ。スクライドと討伐隊がアリアを追跡し辿り着いた不慣れなゴダード炭鉱で道案内を任せるために雇った人物。しかし彼の案内にもかかわらず討伐隊はゴダードの廃鉱でアリアが掘った落とし穴に巻き込まれて全滅してしまう。生き残った雇い主を導いて黙々と追跡を遂行する。すると廃鉱の脱出路を捜していた二人の前に、負傷で満身創痍のアリアが無防備状態で姿を現わすこととなる。





【エルカーディア】(Elcardia) KR27サーバー


シリエンナイトの父とシリエンエルダーの母の間で生まれた美しくて才能いる少女、シリエンエルダー。幼くして親を失ってその後長老シフィエルの世話を受けながら育った。ダークエルフの歴史上最年少でシリエンエルダーの地位を受けた彼女だが、ただ一つ、生まれた時から目が見えなく、人々はそれを惜しんでいた。グランドマスターたちの努力にもかかわらず彼女の失明は決して直すことができなかった。目が見えなくなった深淵の祝福の者はセントリーとなるが、彼女は時々遠い過去の傷跡を見たりする。普段親しく過ごすスペルハウラー・フリーキオスがある日、半ば強引に彼女を連れて村を発つことで彼女の冒険が始まる。





【イアナ】(Yiana) KR28サーバー


情け容赦ない冷酷なタイラント。ネルガオーク一族の将来を嘱望される戦士でオーク族の伝統武術であるカバットを幼い年から修練した。シャークドーンと幼い年に婚約をしたが彼が部族を捨てて人間の軍隊に編入すると裏切り者の烙印押されてしまう。婚約者の名誉、そして自分の体面を守るためにシャークドーンを追い討ちし始める。自分がシャークドーンに対して感じる感情が憎悪か裏切り感か、あるいは結ばれることができない愛に対する未練に悩みながら。


 

【セレシン】(Seresin) KR29サーバー



冒険者で引退後、聖職者に転身し枢機卿という地位にまで登り詰めた人物。若い日の経験のためかいわゆる'教団において革新的な部類'に入るがそんな理由で教壇の首脳たちとは事毎に衝突するようだ。予見されていた混沌の時代が種族間の対立と反目から来ると予測し、五つ種族の協力関係を構築するのに努力した。ある程度の成果をおさめたが、結局戦乱を阻むことに失敗する。次の時代を導いて行く善良としてバーツに注目し、またフランツを警戒している。



 



【タールカイ】(Tarkai) KR30サーバー



ドゥダーマラオーク族の次期司祭候補と同時に、百人近い戦士たちを率いるウォークライヤー。炎に秘められた霊蹟な真実を悟るために不滅の高原で冥想をしていたある日、巨大な蜘蛛の姿をしたドゥダーマラ・トーテムがその前に現われて永遠の冬に対する警告をして忽然消えてしまう事件が発生する。君主カカイも分からないこの不可思議な事件の真実を明かすため、タールカイは六大部族の祭司たちに祝福を要求した後、ドゥマーダラのトーテムが紡ぎ出す至高の蜘蛛の糸に導かれ人間の地に旅を始める。





【カーディア】(Khadia) KR31サーバー



ヘストゥイオーク族の次期族長を嘱望されるオーバーロードで、オーク族最初の女君主が誕生するかもしれないことに、多くの人々が注目している。任務遂行のために大陸を旅した途中でリオナ・ブラックバードと行動を共にし、ギランで最初のアンタラス遠征隊を指揮した。相当な水準のカバットを使うがその実力を隠すようにしている。明晰な頭脳を持つ戦略家。遠征隊はアンタラスを退けるのに成功したが、その直後彼女は姿を隠した。シャークドーンと従兄弟の仲。



 



【ロイエン】(Roien) KR32サーバー



伝説的なパラディン、セドリック卿の弟で、一時カドモス親衛隊で国王を仕えた騎士だったがエルモアとの戦争時負傷にあい以後引退して辺境の話せる島で後進養成に力をつくしている。戦士には強靭な身体よりも真っ直ぐな精神がもっと重要だという教育理念によって、無謀で血気過ぎる若者達に過酷な体力訓練と厳格な精神修練を教えている。



 



【カリント】(Carlingt) KR33サーバー



"すべての争いの解決策はまさに私たち中にあります。" インナドリル出身のエルフエルダー。多くの人々に'賢者カリント'だと呼ばれたりした彼は、幼い頃から知識と真実に対する深い探究心を持ち、そのために大陸を巡ったアカデミックな男だ。幼いラウールの師匠になったりしたし以後彼の戦争で参謀を務め、外交官としても活躍した。ラウールの死後、アステオの勧告で王国の宰相席に登ったが、異種族である彼を歓迎しない貴族たちによって自ら退いて引退した。今はまた大陸を流れながら忘れた真実と知識を探求している。

私は風・・・さん が 「いいね!」と言っています。

  • 私は風・・・ 2015.9.15. 13:15
     10年以上たってるのに、今まで人物紹介なんて見たコトありませんでしたw
     
     ゲームの中のところどころに物語の断片が刻まれてはいますけど、それを通して知るのが一部の人だけだとしたら勿体無いコトかもしれません。
  • どらいまてぃーに 2015.9.15. 22:37
    >私は風・・・さん

    こんばんは。リネを愛する深い視点からの提言やトピック、いつも頷きながら拝読しています。

    こんなに長い文章を読んでくれてありがとうございます。10年後になっても読んでくれる人がいることを著者・訳者が知ったら、さぞ喜んだろうと思います。

    この著者(Lineage2のオリジナル開発陣、最初のシナリオライター、FVとアデンの間の雪山の山頂にイニシャルが記されています)の女性は、大変に教養を持った人だったと思います。トルーキン文学を敬愛していたことが文章の節々から感じられます。神話を含めた古典の文学をきちんと体系的に学んだ、素晴らしい書き手だと感じます。

    2007年、Chronicle5の執筆途中で退社されたのが、つくづく残念でなりません。理由は定かではありません。真偽は不明ですが、invenに載っていた当時の情報では、開発室長と共にブルーホールスタジオに移籍したとも、「直接に稼がないシナリオライターは不要」との判断で契約が打ち切られたとも言われています。

    Chronicleが6、7、8と続き、フェイシャルやスターリスの恋の行方、シャークドーンとイアナの愛憎劇、エルカーディアが紡ぐ大陸の未来の話。描かれることが予定されていた物語がこの書き手に記されていたならば、どんなに素晴らしい物語を目にできただろうと、(文才の無い身からは)時々悔しくなります。

    Chronicle3は、3本立てのストーリーです。物語の本筋としての、ジグハルトのバイウム討伐の話。それとは別に、黎明vs黄昏のセブンサインを巡る抗争を、それぞれの立場から描いた2本のストーリーがあります。セブンサインのアイコンである月をタイトルモチーフとした、「月が昇る」と「黎明の月」。

    この2本、とりわけ「月が昇る」は、この作者の最高傑作だと個人的に思っています。ジグハルトやアリア、リオナのような、この世界の歴史に残る偉人ではなく、もっと身近な、庶民の視点で描かれた物語です。2次職に届かない、「圧倒的多数」の1次職レベルの冒険者の話です。

    この後、誤字を手直ししたものを掲載してみます。お時間のある時にでも。ぜひ。
  • どらいまてぃーに 2015.9.15. 22:44
    追記です。

    2004年~2007年にかけて、NCJapanでL2ストーリーの翻訳を担当した人も、とても優れた技量の持ち主だったろうと思います。

    (一切お金にならない、ゲームの背景ストーリーの翻訳に、当時のNCJがプロの翻訳業者を使うほど大きなコストを掛けられるわけはないので、韓国語・日本語の双方に担当なスタッフの誰かが翻訳されたのだろうと思っています)

    韓国語のハングルの原文には無い、日本語には存在する多様な表現や語調(例えば、登場人物の「~だぜ」「~です」等のセリフの性格付)を、破綻することなく整合的に色付けしています。

    悲しいことに、NCJapanの運営スタッフを、無能だ!人材がいない!と罵る声をゲーム内でもよく目にします。少なくとも、2004年のLineage2の日本でのローンチ当時には、極めて優れたスタッフが居たのは否定できないと思います。

    私は、この人についても深く尊敬しています。