ある日森の中・・・
2019.12.22. 00:49
猫さんとぼくは、旅をしています。
猫さんはぼくがウィザードになってから初めての相棒で、ちょっとこわがりだけどもふもふがたまらなく癒されます。
ぼくは、無鉄砲なメイジで、よく擦り傷をつくるいたずらぼうずです。ちょっとお兄さんになったけど、あんまり変わらないよ、と先生や友達にも呆れられるウィザードですw
そんなぼくらは新しい魔法をおぼえて、いつもと違うきれいな森へ探検に行きました。歌う滝にいる、「歌う水」以外にも精霊がいて、彼らもやっぱり
蜘蛛といがみ合っているようでした。ねこさんを食べようとする蜘蛛をやっつけてぼくを木の上に持っていこうとする風を猫さんがやっつけて・・どっちがどっちを守っているのかわからなくなりながら、森の奥へ走りました。
やっとだれも追いかけなくなってきてほっとしていると、木の枝から
ばさっ!
となにかが落ちてきた!
言葉も出ず、ぼくらは身構えました。
猫「なんにゃ?!!」
アシュ「うわわわっ!!」
猫「アシュレイ!そんなもんに触っちゃだめにゃ!!@」
にひひ♡
アシュ「な、なんか声が・・?!」
猫「そんなの聞いちゃだめにゃ!スキをみてオレらを食べる気にゃっ!!」
「んなこたねえよ、なんだあ、お前ら男二人の旅人かぁ?」
アシュ「・・・そうだけど、なに?ここ森の本はしゃべるの?」
猫「こんなうさんくさいしゃべりの本、アルカナ界でもいないにゃ・・・」
「失礼な毛むくじゃらだなぁ・・まぁ、ウィザードのあんちゃんは気に入ったぜ。そうさ、不思議なことが起こる森だからなぁ、うひひ。」
アシュ「・・・」
猫「ふん、よく知りもしないのに失礼なやつにゃ(あれ、不思議なものと好奇心のかたまりのアシュレイが珍しく飛びつかないにゃ・・・)」
ぼくは知っている。この空気。なにかされる一手前のこの気流。
いたずらを怒ろうとするおじいさんが寄ってきたときや、悪賢いガキ大将が交換条件をつきつけたときこの空気が流れる。
相手は条件を果たし、穏便にぼくを逃がす気はないのだ。餌でぼくを釣る。たっだそれだけ目的をもって、差し出された言葉や条件を、絶対飲んではならないことも手痛い失敗でいやというほど学んだ。
なぜだか、野生の勘が魔法にかき消されず残っているからぼくはいきている。
こいつからは離れろ。猫さんもつれて逃げろ。
だけど、なんていって去ればいい?
「なぁあんちゃん。この本の力、使ってみたくねぇ?」
アシュ「・・・・いらない。ぼくにはこの杖と、猫さんがいるもん」
「なんだよ、つれないねェ。んじゃ使わなくていいからさ、村なりどこかへつれってくれよ。飽きちまったんだよなぁこの森も」
アシュ「飽きようがなんだろうが、そこにあったものをみだりに動かしてはならない。魔法では、鉄則だよ。・・・だからごめんね、連れてけない」
猫「(アシュレイの汗・・緊張してるにゃ・・)じゃあしかたないにゃ!ご主人のおおせのままに~にゃん!」
「いがいと食えないやつらだなぁ、お前らも・・・なんならちょっとイタズラ、してやんよ!くひひひ♡」
急に魔力が集まってぼくのきらいな空気があたりにたちこめる。逃げようにも追いかけてくる。なにをされるんだろう。猫さんとぼくはカエルにでもなってしまうんだろうか。
格好だけでも杖を振り上げて覚えたての炎を壁にしたてた。
そのとき、羽音のする足音がして、ためらうことなく放たれた蹴りは本を川に叩き込んだ。
「ていやッ!!!」
「あ、お前はあのときの!」
「いい加減に、国へ帰れッ!!!!」
「あいかわらず扱いがひどいのよーーーっ!!!」
どっぼーん
息を切らせたカマエルは、どうやらぼくを助けてくれた。ようだけどちょっとこわい。
「あいつめ、しぶとくいすわりやがって・・・・。あっ!お怪我はないですか?!」
アシュ「ふぇ! ないです!!」
「そちらの方も、なにもありませんでしたか?」
「だ、大丈夫にゃ@@@」
「あいつはこちらに迷い込んでから悪さをしているのであります。どうぞ、見かけた際はフルSPSで撃退してください。・・・ふう、間にあってよかったぁ」
あとで聞いたことによると、あれらはもとはハート形で、迷う人をそそのかすらしい。ぼんのうをかそくさせる、らしいけどとにかく危ないらしい。
やれやれ、不思議なことには出会えたけどどきどきした@
あれは巡査さんかなぁ、羽根からいい匂いがしてかっこよかったなぁ・・・。
猫さんはぼくがウィザードになってから初めての相棒で、ちょっとこわがりだけどもふもふがたまらなく癒されます。
ぼくは、無鉄砲なメイジで、よく擦り傷をつくるいたずらぼうずです。ちょっとお兄さんになったけど、あんまり変わらないよ、と先生や友達にも呆れられるウィザードですw
そんなぼくらは新しい魔法をおぼえて、いつもと違うきれいな森へ探検に行きました。歌う滝にいる、「歌う水」以外にも精霊がいて、彼らもやっぱり
蜘蛛といがみ合っているようでした。ねこさんを食べようとする蜘蛛をやっつけてぼくを木の上に持っていこうとする風を猫さんがやっつけて・・どっちがどっちを守っているのかわからなくなりながら、森の奥へ走りました。
やっとだれも追いかけなくなってきてほっとしていると、木の枝から
ばさっ!
となにかが落ちてきた!
言葉も出ず、ぼくらは身構えました。
猫「なんにゃ?!!」
アシュ「うわわわっ!!」
猫「アシュレイ!そんなもんに触っちゃだめにゃ!!@」
にひひ♡
アシュ「な、なんか声が・・?!」
猫「そんなの聞いちゃだめにゃ!スキをみてオレらを食べる気にゃっ!!」
「んなこたねえよ、なんだあ、お前ら男二人の旅人かぁ?」
アシュ「・・・そうだけど、なに?ここ森の本はしゃべるの?」
猫「こんなうさんくさいしゃべりの本、アルカナ界でもいないにゃ・・・」
「失礼な毛むくじゃらだなぁ・・まぁ、ウィザードのあんちゃんは気に入ったぜ。そうさ、不思議なことが起こる森だからなぁ、うひひ。」
アシュ「・・・」
猫「ふん、よく知りもしないのに失礼なやつにゃ(あれ、不思議なものと好奇心のかたまりのアシュレイが珍しく飛びつかないにゃ・・・)」
ぼくは知っている。この空気。なにかされる一手前のこの気流。
いたずらを怒ろうとするおじいさんが寄ってきたときや、悪賢いガキ大将が交換条件をつきつけたときこの空気が流れる。
相手は条件を果たし、穏便にぼくを逃がす気はないのだ。餌でぼくを釣る。たっだそれだけ目的をもって、差し出された言葉や条件を、絶対飲んではならないことも手痛い失敗でいやというほど学んだ。
なぜだか、野生の勘が魔法にかき消されず残っているからぼくはいきている。
こいつからは離れろ。猫さんもつれて逃げろ。
だけど、なんていって去ればいい?
「なぁあんちゃん。この本の力、使ってみたくねぇ?」
アシュ「・・・・いらない。ぼくにはこの杖と、猫さんがいるもん」
「なんだよ、つれないねェ。んじゃ使わなくていいからさ、村なりどこかへつれってくれよ。飽きちまったんだよなぁこの森も」
アシュ「飽きようがなんだろうが、そこにあったものをみだりに動かしてはならない。魔法では、鉄則だよ。・・・だからごめんね、連れてけない」
猫「(アシュレイの汗・・緊張してるにゃ・・)じゃあしかたないにゃ!ご主人のおおせのままに~にゃん!」
「いがいと食えないやつらだなぁ、お前らも・・・なんならちょっとイタズラ、してやんよ!くひひひ♡」
急に魔力が集まってぼくのきらいな空気があたりにたちこめる。逃げようにも追いかけてくる。なにをされるんだろう。猫さんとぼくはカエルにでもなってしまうんだろうか。
格好だけでも杖を振り上げて覚えたての炎を壁にしたてた。
そのとき、羽音のする足音がして、ためらうことなく放たれた蹴りは本を川に叩き込んだ。
「ていやッ!!!」
「あ、お前はあのときの!」
「いい加減に、国へ帰れッ!!!!」
「あいかわらず扱いがひどいのよーーーっ!!!」
どっぼーん
息を切らせたカマエルは、どうやらぼくを助けてくれた。ようだけどちょっとこわい。
「あいつめ、しぶとくいすわりやがって・・・・。あっ!お怪我はないですか?!」
アシュ「ふぇ! ないです!!」
「そちらの方も、なにもありませんでしたか?」
「だ、大丈夫にゃ@@@」
「あいつはこちらに迷い込んでから悪さをしているのであります。どうぞ、見かけた際はフルSPSで撃退してください。・・・ふう、間にあってよかったぁ」
あとで聞いたことによると、あれらはもとはハート形で、迷う人をそそのかすらしい。ぼんのうをかそくさせる、らしいけどとにかく危ないらしい。
やれやれ、不思議なことには出会えたけどどきどきした@
あれは巡査さんかなぁ、羽根からいい匂いがしてかっこよかったなぁ・・・。
バニラルンさん , なおんちょさん , 千代りんさん 他3さん が 「いいね!」と言っています。
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前回湖に沈められたあいつが、こんな復活を遂げるとは!
アシュくんと猫さんのコンビは、ほのぼのとしていて癒されますw
もしも助けが来なければ、二人の煩悩はどうなっていたことか。
LIVEではこの猫さんを召喚できなくなってしまったのが残念です。 -
千代りんさん
やつらは、複数人いましたが、この程度で国へ帰ってくれるとは思えません@
同期の助けが間に合わなければこの年末に煩悩爆発になるところでした・・・。
(いや、でもアシュの最後の方ちょっと様子がおかしいような・・・)
なんと!アイボリー猫さんがいなくなってしまったのでありますか!もしアシュレイたちにあったら存分にもふもふしてくださいね!
彼らは不思議を探して旅をしています。よろしければ、向こうの楽しい話を聞かせてやってくださいね! -
1/5に、すごろく大会あるので!これそうなら~みんなでたのしみましょw サイコロないときはPTコースがあるので^^だいじぶw
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いやらし野郎がそんな進化を!!
いたずらっこめ!!
(@ロ@ -
愛留さん
双六?!なんだかビビっとくる楽しそうな予感・・・!
早速勤務表を確認であります!サイコロを持ち合わせていない人にも安心コースがあるなんて、なんと耳寄りな事を!情報提供感謝であります!! -
なおんちょさん
まだまだ、戦いは続きそうであります(疲弊)・・・。
なんとか自分が川に蹴り込んだのですが、かの少年、ほけっとした目で自分を眺めていたのであります@
ぜひ、掃討部隊に加わっていただけませんか・・・!ヒューマンメイジやグラディエーターの隊員も在籍しておりますw -
一人称の文章がめっちゃかわいいw
それと
>いたずらを怒ろうとするおじいさんがry悪賢いガキ大将がryの空気が流れる。
このところの空気感もなんかわかってしまう!
不穏な感じ、よくわかるわw
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一人でいるのは苦にならない若いウィザードは、これでないかと思ったのでうれしいのでありますよ!
けっこう中性的な容貌もあって、どこか童話っぽい仕上がりにできるのでありますw
あののっぴきならない空気・・・できれば出くわしたくないですが、やはり修羅場寸前にはよく流れるのでありますね・・@
そろそろ、お供をつれて1年ちかくになるあいつも、何か変化があったようなのでまたしょーこりもなく一筆書くのでありますよ!