Ｅｐｉｓｏｄｅ１１ ◆　戦う女子高生ごっこ
―――――続ヴァレンタイン戦記 ――――――

バニラルンです。
わがクランの今を語る前に、ライヘンバッハの滝の話をしよう。

名探偵シャーロック・ホームズが、ロンドン犯罪界の帝王モリアーティ教授と
決闘したのがアルプス山脈にあるライヘンバッハの滝である。
教授を倒したホームズだったが、モリアーティの残党モラン大佐らに命を狙われる。
親友ワトソンと別れも告げずに、やむなくホームズは逃避行に出るのであった。

しかし、さすがホームズ！
逃げている途中でも楽しくすごした！

チベットやペルシアを旅行したり、探検記を出版したり。フランスで趣味の科学実験に没頭したりした。
逃亡しているのに満喫しすぎぃ！

この精神が人生で大切。リネでもね。

わがヴァレンタイン血盟が、猛悪なタランチュラ血盟からの布告を受けたのは今年の春でした。

https://www.ncsoft.jp/lineage2classic/community/imageBoard/view?bbsNo=3256&articleNo=1235&option=1&uid=6755190
  Episode10「布告された血盟」

以来、わが血盟は忍耐の日々を送っていたのでありました。
苦しい境遇なんだけどもホームズのように我らは楽しんでいました。リネライフを＾＾

海賊王と戦う！

風魔と戦う！

タランチュラからの布告を受けた血盟同志での交流が始まっていました。
被布告血盟群が集まって狩りにでかけるようになっていたのです。

自粛中にケーキイベントがあったのも救いでした。

ケーキをぱくぱく食べてクラメンのレベルが大幅にアップ。
血盟レイドにも挑戦できるようになっちゃいました。

アジトに集合して編成。


出陣！

けれどもね……

よかった捜しして、よかったねっていってるのであって……。

レイドツアーの移動を参加できずに見送るしかない寂しさ。

クラメンは一人また一人と辞めていく。
じわじわとヴァレンタイン血盟は衰退に向かっていました。

「鯖全体に関わる大きな動きがある」

夏の終わり頃そんな噂が流れてきました。



ドン！

定時主催者連合による被布告血盟救済の宣布！！！！！！

片布告血盟をレイド参加に迎え入れると！

なんという英断！



すぐにコメント書いたっ！

水面下で状況打破の検討がずっとされていた……らしい。
根回しがあっちの人こっちの人へとぐるぐるされていた……らしい。
なんかすごい情報戦と駆け引きがあった……らしい。
かわいい顔して恐ろしい子！的な、表と裏の顔を使い分ける謀略家もいた……らしい。

いろんな人の働きによって、ついに解放の日が来たのでした。

この日が来るのを信じていた。
耐えてよかった。

布告を受けてから5か月ぶりにレイドに参加。

血盟員募集を再開。

勧誘の痛いＷＣも再開。

「タランチュラは単純にＰＶＰがしたいだけかもしれないね」
前世のライブ界で闘将だったキアヌ・ジョンウィック血盟員がぽつりと語りました。
血盟戦を楽しむ人がこの鯖に誰もいなかったのが悲劇だったのかもしれません。

あるＭＭＯプロデューサーのインタビュー記事にあったんですけどね。
海外のオンラインゲームは対人戦闘が主流なんですって。
ところが日本人プレイヤーは対人を嫌がる。
日本人はレベリングとコレクションにめっちゃこだわる傾向があるんだそうです。

わっっっっかるわぁぁぁぁぁぁぁ。

リネに求めるのは見た目よ！
そんなわたしがドはまりする仕様が始まってしまったのでありました！

変身システム！

ライブにはあってもクラシックには実装されていなかった衣装がついに来た！
いろんな衣装がそろっているけれども重要なのは制服２種！
シーレン高校制服！
アインハザード高校制服！

うおおおおおおおおおおお。

これ着たら、転生異世界アニメみたいではないですか！
それにブレザーが懐かしい。

こんな妄想こみこみで楽しくリネライフを送ってます