｢暴君｣
2016.4.14. 22:30 ｜ 閲覧数 3756 ｜ いいね 18
こんにちは、Teletubbiesです。
最近作った加工SSの一枚と、その製作過程をご紹介します。
まずは作品自体から。
※画像を２回クリックすると原寸サイズになります！
イメージとして「中二」とか「未来的」とか「ド派手」といったキーワードをモヤモヤ考えながら作りました。
尚、モデルは自キャラではなくTwitterでフォローさせて頂いているLempickaさんのｼﾞｬｸﾄ君にお願いしました。ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀ。
さて、こんな加工SS。どんな風に作ったの？のお話をここから。
とはいえ、超大雑把に…ですが。
細かい技術的な話もｺﾞﾒﾝﾅｻｲですが割愛で。秘伝レシピとかもあるので。
ざっと見て、「こんなステップでアレコレ作ってるのねー」( ´_ゝ｀)ﾌｰﾝと思って頂ければ幸いです。工場見学にでも行く感覚で。
*ちょっと長い記事になってしまいました。
一気に読むのが大変であれば、何度かに分けて見ていただいてもいいかもしれません。
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まずは主となるモデルの成形からです。
元ネタはこれ。
ポーズとか角度が丁度イメージしていたものに近かったのですが、お札が被ってしまうという事故が。
とはいえ「使いたいモンは使いたい！」なので、コレの修復を試みます。
まずは首から下。
似たポーズ/角度のSSは沢山撮っていたので、ｱｯﾁｺｯﾁからかき集めて補正しています。
ついでに手も付けなおしています。標準の手は、なんというか、こう、異常に"長い"んですよね…指とか…
顔も別SSからとっています。顔の傾き加減を調整しやすいものを選んでいます。
(←前/後→)
あと、やっぱりこのモデルさんは目力が強いので、それを強調するために目も付けなおしています。
(←前/後→)
全体で色分けすると、こんな感じです。原型留めてないですね…
ビフォーアフターはこんな感じです。
細かい個所や色の違いはエフェクトを最後に付けると気にならなくなるので適当に。
さて、ここからが本番。
邪術はとにかくお札をﾎﾟｲﾎﾟｲする印象が強かったので、
こう、お札を構えて( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯとしてるモノを作ろうと思いました。
なので、まずはお札をﾎﾟｲﾎﾟｲ置きます。
手元に数枚。簡単な構図は決めてたので、浮遊しているのを数枚。
これらはPhotoshopでいう自由変形(Free Transform)で形を変えています。
ちなみに、お札は別のSSを切り取って使っています。
置いたら、今度は燃やします(適当
(詳細は秘伝レシピなので…)
アイディア次第ですが、お札の中の模様を強調する！とか、燃やすための"炎"ブラシをどこかからダウンロードして使ってみるとかでも似たようなモノが作れるかもしれません、
尚、この時点では背景にある濃い煙やお札の色とかは適当です。
これは一番最後に全体の色を合わせるときに調整します。
キャラとアイテムはこんな感じで終了です。
かなり多くの空間が目立ちますが、この辺りは全部エフェクトで潰してしまうので無問題です。
加工を始めたばかりであれば、ゲーム内背景も含めての加工になると思います。「どうやって空間を埋めるか？」の悩みはもっと先の話になるかと。
キャラとアイテムが終わったら次は背景の部分。
今回は色々燃やしたり光を追加したいので、強調するために色は黒にしました。
まずはモヤモヤっと。この辺は"雲"とか"煙"とかのブラシを使えばいいと思います。
この画像ではﾓｸﾓｸブラシを使ったレイヤーを５，６枚重ねています。
レイヤーは多ければ多いほど立体感が出ます。とはいえﾎﾄﾞﾎﾄﾞに。
下地のﾓｸﾓｸができたら、キャラを上に置きます。
この場合、切り取ったキャラをそのまま上に置いてるわけではなく、
"ハードライト(Hard Light)"という種類で重ねています。
この時点でソレっぽい感じになってますね。
ここにロゴとか文字とか追加して終わり。でもいいかも。
とはいえ、個人的には物足りないので続行です。
また燃やします(
ここも"炎"のブラシで描いたものを何枚か重ねています。
立体感や色の違い/グラデーションはこの重ね具合で変わってきます。
尚、見た目と違い、炎はかなり広範囲に描いていますが、マスキングで消しています。
これは次の光線の時用です。
という訳でﾌﾟﾗｽﾞﾏっぽい光線を描いていきます。
ペンタブをお持ちの方はウネウネと描いてみてください。
お持ちでない方はそれっぽいブラシを探してみてください。
光線は最初真っ白で描き、先ほどマスキングした炎を光線にあわせて色調整します。
「何言ってるかわかんねーよ！」という場合は、お好みの色のブラシでｴｲﾔｯ！と描いちゃっていいと思います。
光線が終わったら、今度は炎と光線に動きを加えます。
暗いところで写真を撮ると光が線を引くようにブレる現象を再現しています。
次に塩とｺｼｮｳをまき散らします。
下半分の黒い(ｺｼｮｳ)部分は、飛び散っている何かの破片として。
上半分の白い(塩)部分は、火の粉として使います。
エフェクトは概ね完成。
あとはアクセントになるよう、キャラにカラコンを入れてみたり、そこからブラシを使って煙を出してみたり。
キャラ名のロゴを作って隅っこにﾋｯｿﾘ置いておきます。
お札の部分は別レイヤーとして作っていたので、ここで再表示。
こうしてみると、お札の赤だったり炎のオレンジだったり光線の白だったり目の青だったりと色がいっぱいあります。
それもそれでアリだと思いますが、今回は全体の色を合わせたかったので、
別途金色～青色あたりのグラデーションのレイヤーを作り、一番上に載せます。
これで完成。なんかぐっと戦闘力あがった感じですね。強そう。
駆け足のくせに長い文章となってしまいましたが、
要は；
1.いらないモノ(アイテムや背景)を消す。
2.欲しいモノ(炎とか光線とか)を足す。
をしていました。ということです。
加工を始めたばかり！という方の場合、上記「いらないモノを消す」は技術がいると思います。
まずは欲しいモノ(文字とかスタンプとか)を足してみる。といったシンプルなものから始めるといいかもしれません。
もっとお手軽な所でいえば、色調を変えてみる。とかでしょうか。
最近はスマホのアプリとかでも簡単に色調を変えられるわけですし。
SSを撮って満足する。で終わらさず、がらっと色を変えて印象を変えてみる。というのもなかなか楽しいと思いますよ。ぜひ試してみてください。
それでは。
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すごい!! ﾁｬﾁｬっと作ったようにみせかけてやはりこんなに手間暇かかっているのですね・・・:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
ジャクトらしさを物凄く引き出した格好いい作品だと思います!!
しかし…暴君てｗｗ -
確かに「なんか寂しいなー」と思ったら、文字をちょこっと書き足すだけでも全然変わってきますよね（＾＾＊）
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じゃ、ジャクト君っ⌒ﾟ(O_o)ﾟ⌒
色々高度ですね…って塩と胡椒に例えるとはｗ('◇'*)ﾟ⌒ -
すごい緻密な(;゜゜)
細部細部にこだわっていて･････加工たのしそうw -
SSとてもカッコイイです！
こんなふうにSS加工できたら撮影もますます楽しくなりそうですね(*´ω｀*) -
おお！！見ているだけでワクワクしました(*´∀｀*)
フォトショのブラシは探すと色々ありますよねぇ。
ブクマしとこう(*ﾉωﾉ)参考になる記事をありがとうございます♪ -
こんなにも迫力のあるSSに化けるとは思わなんだ！ｗｗ
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何度見ても迫力があってカッコイイな～～うちの子じゃないみたい！
モデルに選んでもらえて光栄です(´∀｀)ゝ
メイキングも参考になります。素敵な加工をありがとう～～ -
逆立ちしてもこういう作品を作れる気がします。
いつもすごいと思って見ています。さすがです。
ロゴも格好良い。 -
＞リズ様
TLに何回かｼﾞｬｸﾄ君あげてたら、なんか｢暴君！｣ってキーワードが沢山出てきたのでつい(ﾉ´∀｀*)
＞タータ様
そうです！ﾎﾟｺﾎﾟｺ追加するだけでかっこよくなるのです！スタンプ感覚で！
>リッタ様
説明するのに悩んだので、それっぽく塩コショウにしちゃいました(ﾉ∀`) -
＞Rendounagi様
ありがとうございます！加工楽しいですよ！その分ゲーム時間減ってますが(ﾉ∀`)
＞リーエン君
せっかく帰ってきたんだし、撮影もID巡りもまったり行こうぜっ！
＞みゆたま様
ありがたや！ちょっと頑張って海外サイトまで漁ればスゲー！ってブラシも見つかりますで！ -
＞HiGanma様
元ネタから想像つかない程ハデにしてやろうと頑張った次第です！
＞ピッカピカ様
協力ありがとう！また撮影いこうね！
＞ロンディー様
恐れ入ります！逆立ちは･･･ちょっとキビシイです！また投稿した際は是非お立ち寄りください！